パソコンサポートの仕事の中で一番難しいと思うのは、
トラブル・障害の問題の切り分け。
簡単に言うと、「原因を特定する」ということだが、
これが意外に難しい場合が多い。
原因が特定できれば、その対処方法はすぐに調べられるので、勝負がついたようなものだが、
特定できなければ、トラブルを解決できない場合や、一旦治しても、また再発する場合がある。
毎月訪問しているお客様から、事務所のPCが不定期に勝手に再起動するという連絡があった。
ヒアリングすると、その症状が出る少し前に、PC本体から「パン」という音がしたそうだ。
作業時には現象を確認できなかったので、状況から電源ユニットの問題かHDDの問題の可能性を考えて、同型機とHDDを入れ替えして検証。
しかし翌日に、マシンを換えても、また症状が出たと連絡が。
「ということは、HDDか」
と思いつつ、再訪問してHDDを交換し再検証。
でも、何か調子悪そう。。な感じ。
そういえば、マルチモニター環境だったので、グラフィック・ボードも最初の検証時に入れ替えたことを思い出す。
そして、チェックしてみると、
ビンゴ!
これがその、グラフィックボード。
コンデンサーが破裂している。
なんで前回気付かなかったんだろう....と反省しつつ、すぐに作業完了。
「パン」という音もこれが原因だったのかも。。
その後、症状は出ず、快適に動作しているそうです。
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